issuethings type27・beige
issuethings type27・beige
販売価格: 60,000円(税別)
(税込: 66,000円)
希望小売価格: 60,000円
商品詳細
issuethings
ジャケット。type27。凹凸のある織で独特な触り心地がポイントなテキスタイル。着込んでいくと味が出てくるので経年変化も楽しめます。
製品染めしたハーフコート。肩は大きく落としたドロップショルダー。身幅・裾幅もたっぷりと体を大きく包み込むようなオーバーサイズ・ビッグシルエットに。ボタン付きのフラップポケットを配置。袖も2枚袖でフリも強くタックを入れて表情があります。今回はリバーシブル仕様になっていて、ボタン・ポケットも裏面用に配置しています。ハードウォッシュ加工を施して縫い代が解れてグランジ感を演出。表とはまた違う印象に仕上がっています。ダブルフェイスで制作しているのでしっかりと通年着ていただけます。UNISEXアイテム。特性状個々で風合い・サイズに若干の差がある場合がありますご了承くださいませ。
*各々のアイテムには強い加工を施しています。アイテムによって穴や糸引き・すれ・色むら等ダメージがあえて出るよう制作しています。これは本製品の仕様であり不良ではないので予めご了承ください。
size 2 身幅75cm・肩幅63cm・袖丈60cm・着丈88cm SOLDOUT
デザイナーからの説明
issuethingsは、デビューから2シーズン目にあたる2021ss(02)で『裏地の縮みによるパッカリング』をテーマとした商品シリーズをリリースした。その時の制作過程では、本筋のテーマとは別の新たな発見したことがあり、それを膨らませて作ったのが今回のtype 27(22b27-beg)だ。
2021ss(02)の商品は多くの部分の縫い代が断ちっぱなしになっている。だが2021ss(02)のテーマは『裏地の縮みによるパッカリング』であり、縫い代断ちっぱなしになっていることはシーズンテーマとは全く関係のない仕様だった。ではなぜ縫い代が断ちっぱなしだったのか、その理由はパッカリングを発見するまでのプロセス関係している。
裏地の縮みによるパッカリングを発見するきっかけとなったのは、仮縫いしていたジャケットの裏地に風合いを出すためにウォッシュ加工をしたときの出来事だった。仮縫いのジャケットに使っていたコットンの裏地が縮んでしまい、表地に予期せぬパッカリングが起きてしまったのだ。もちろん本来は試作失敗であるが、ウォッシュ加工をした仮縫いのジャケットはなかなか良い見栄えで、そのまま製品にしまった方が細部の仕様を決める手間も省けるという事情もあり、その仕様を本番でそのまま採用することにしたのだった。そして、それがとにかく急いで作った仮縫いだったため、たまたま縫い代が断ちっぱなしの仕様だったのだ。なので縫い代を断ちっぱなしにしたのは特にデザインをしたわけではなく、完全に成り行きだった。
そもそも縫い代断ちっぱなしにすると、着用するたびに糸屑がインナーに付着したり、最悪の場合、製品染めの際に断ち端が予想以上に解けてしまい、壊れる可能性がある。そのため洋服を作る際はロックミシンをするか、断ち端が表に出ない仕様にするのが普通だ。なのでこの縫い代断ちっぱなしにするという仕様、その仮縫いのジャケットがなければ間違いなく生まれていなかったといえる。
当初はパッカリングの面白さばかりに目がいっていて、縫い代の断ち端の面白さには目が向いていなかったし、特に魅力とも思っていなかった。しかし2021ss(02)の展示会が終わり、その商品にゆっくり向きあう時間が出来ると、段々とそこの魅力を感じるようになっていき(今振り返ると2021ss(02)の制作中にはその要素に全く気づかなかったのも不思議だ。)、そこからさらに試作をしていくうちに、普通にウォッシュするよりも製品染めやハードウォッシュの方が断ち端の糸が開いて、魅力的な表情になることなどを発見していった。このようなプロセスを経て出来たのがこのtype 27である。
偶然が重なって、自然と物が出来上がってしまうことがある。その時のデザインプロセスはとても不思議で、机に向かってペンを持って、あれこれと考える時間ほとんどない。トントン拍子で形づくられていき、修正もほとんどなくサンプルが出来上がってしまう。type 27はまさにそれだった。
服を作っていると、ふとした瞬間に今まで気にもしていなかったことにフォーカスが合う瞬間が時々ある。それは日々の情報のインプットやその集積により、それまで気づかなかったことに気づけるようになるという事なのかもしれない。そう考えると、生活している中での身の回りのどんな瞬間にも、アイデアにつながるものは常にゴロゴロと転がっていて、単に今それにフォーカスが合わないから今はまだ見えていないというだけなのかもしれない。
このtype 27は、そんな日々見逃しているアイデアへの向き合い方や、制作過程そのものについて考える転機になった型だった。
ジャケット。type27。凹凸のある織で独特な触り心地がポイントなテキスタイル。着込んでいくと味が出てくるので経年変化も楽しめます。
製品染めしたハーフコート。肩は大きく落としたドロップショルダー。身幅・裾幅もたっぷりと体を大きく包み込むようなオーバーサイズ・ビッグシルエットに。ボタン付きのフラップポケットを配置。袖も2枚袖でフリも強くタックを入れて表情があります。今回はリバーシブル仕様になっていて、ボタン・ポケットも裏面用に配置しています。ハードウォッシュ加工を施して縫い代が解れてグランジ感を演出。表とはまた違う印象に仕上がっています。ダブルフェイスで制作しているのでしっかりと通年着ていただけます。UNISEXアイテム。特性状個々で風合い・サイズに若干の差がある場合がありますご了承くださいませ。
*各々のアイテムには強い加工を施しています。アイテムによって穴や糸引き・すれ・色むら等ダメージがあえて出るよう制作しています。これは本製品の仕様であり不良ではないので予めご了承ください。
size 2 身幅75cm・肩幅63cm・袖丈60cm・着丈88cm SOLDOUT
デザイナーからの説明
issuethingsは、デビューから2シーズン目にあたる2021ss(02)で『裏地の縮みによるパッカリング』をテーマとした商品シリーズをリリースした。その時の制作過程では、本筋のテーマとは別の新たな発見したことがあり、それを膨らませて作ったのが今回のtype 27(22b27-beg)だ。
2021ss(02)の商品は多くの部分の縫い代が断ちっぱなしになっている。だが2021ss(02)のテーマは『裏地の縮みによるパッカリング』であり、縫い代断ちっぱなしになっていることはシーズンテーマとは全く関係のない仕様だった。ではなぜ縫い代が断ちっぱなしだったのか、その理由はパッカリングを発見するまでのプロセス関係している。
裏地の縮みによるパッカリングを発見するきっかけとなったのは、仮縫いしていたジャケットの裏地に風合いを出すためにウォッシュ加工をしたときの出来事だった。仮縫いのジャケットに使っていたコットンの裏地が縮んでしまい、表地に予期せぬパッカリングが起きてしまったのだ。もちろん本来は試作失敗であるが、ウォッシュ加工をした仮縫いのジャケットはなかなか良い見栄えで、そのまま製品にしまった方が細部の仕様を決める手間も省けるという事情もあり、その仕様を本番でそのまま採用することにしたのだった。そして、それがとにかく急いで作った仮縫いだったため、たまたま縫い代が断ちっぱなしの仕様だったのだ。なので縫い代を断ちっぱなしにしたのは特にデザインをしたわけではなく、完全に成り行きだった。
そもそも縫い代断ちっぱなしにすると、着用するたびに糸屑がインナーに付着したり、最悪の場合、製品染めの際に断ち端が予想以上に解けてしまい、壊れる可能性がある。そのため洋服を作る際はロックミシンをするか、断ち端が表に出ない仕様にするのが普通だ。なのでこの縫い代断ちっぱなしにするという仕様、その仮縫いのジャケットがなければ間違いなく生まれていなかったといえる。
当初はパッカリングの面白さばかりに目がいっていて、縫い代の断ち端の面白さには目が向いていなかったし、特に魅力とも思っていなかった。しかし2021ss(02)の展示会が終わり、その商品にゆっくり向きあう時間が出来ると、段々とそこの魅力を感じるようになっていき(今振り返ると2021ss(02)の制作中にはその要素に全く気づかなかったのも不思議だ。)、そこからさらに試作をしていくうちに、普通にウォッシュするよりも製品染めやハードウォッシュの方が断ち端の糸が開いて、魅力的な表情になることなどを発見していった。このようなプロセスを経て出来たのがこのtype 27である。
偶然が重なって、自然と物が出来上がってしまうことがある。その時のデザインプロセスはとても不思議で、机に向かってペンを持って、あれこれと考える時間ほとんどない。トントン拍子で形づくられていき、修正もほとんどなくサンプルが出来上がってしまう。type 27はまさにそれだった。
服を作っていると、ふとした瞬間に今まで気にもしていなかったことにフォーカスが合う瞬間が時々ある。それは日々の情報のインプットやその集積により、それまで気づかなかったことに気づけるようになるという事なのかもしれない。そう考えると、生活している中での身の回りのどんな瞬間にも、アイデアにつながるものは常にゴロゴロと転がっていて、単に今それにフォーカスが合わないから今はまだ見えていないというだけなのかもしれない。
このtype 27は、そんな日々見逃しているアイデアへの向き合い方や、制作過程そのものについて考える転機になった型だった。
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