slopeslow type C-2・navy

slopeslow type C-2・navy

販売価格: 39,000(税別)

(税込: 42,900)

希望小売価格: 39,000

商品詳細

slopeslow

セーター。ウール100%。英国産の硬いシェットランドウールにあえて強く撚りをかけて更に硬く、ドライなタッチに仕上げた張りのある頑丈な糸を度詰めに編み込みました。硬さや張り感は生かしながらキックバックも良く型崩れもしにくいヘビーユーズに堪えるるニット生地。毛玉にならず洗濯などのケアもイージーな、Slopeslow のコンセプト、utility knitwearを体現。

米空軍で採用されていた通称C-2ブルゾン。
防寒着のインナーとして着られるようジャージー素材で作られたインナーブルゾンだ。
わたしたちの定番素材でもある強撚のシェットランドウールは、カリカリとした独特のドライタッチ、キックバックの良い編み地、毛玉にならず洗濯などのケアもイージーな、Slopeslow のコンセプト、utility knitwearを体現するシリーズ。
ブランドスタート時から継続しているC-2は、前述の米空軍のものをモチーフにはしているけれど、ジャージー素材で作られるオリジナルとは全くの別物でもある。
カーディガン代わりに着て欲しいと、インナーブルゾンとしてのコンパクトなバランス感を参考にデザインしている。
オリジナルの襟型はMA-1タイプだけれど、わたしたちのものはカウチンのようなコンパクトな丸襟に。
片側だけに着いている小さなポケットはオリジナルのバランスを参考にしたもの。
丈夫でガンガン着倒しても、型崩れせず、家でバシバシ洗濯できる優れものだ。
声高にこうした利点を叫びたいと、昨日もOはずっと家で着用テストをしていた。昼寝をしてみたり、猫を膝に乗せて寛いでみたり…。何度も何度も「これ、本当にいいよ」と自画自賛する声を聞きながら、私Bは必死であらゆる仕事をこなすのであった。

UNISEXアイテム。個々で風合い・サイズ等に差がありますが意図的なデザインになります。


size XL 身幅55cm・裄丈85cm・着丈66cm

PRODUCTION NOTES
22AWから私たちのファーストコレクションから継続している素材。
ゆるゆるに編んだ製品を、洗いの工程でぎゅっと縮めて形にする圧縮加工で、厚さの割に軽くふわっと仕上げているけれど、糸の本数取り、組織、縮絨時間も違うものだ。
織物でも編み物でも状況は同じだけれど、現在日本国内の生産背景は減少の一途をたどっている。その中でも顕著なのが仕上げを担う加工場だ。
ニットの縮絨加工の中でも、こうした特殊で作業に手間と時間のかかるものは出来る所が限られる上に、思うように仕上がらないことも多い。
ちょっとした加減や工程で仕上がりの良し悪しに影響が出てしまうとても難しい作業なのだ。前回までは手横で編立を行っていたが、今回から自動機に変更。仕上がりは全く遜色ないものになっているが、どうしても価格を上げざるを得なかったことをご了承いただきたい。

チクチク、ガサガサすると敬遠されやすいシェットランドウールだけれど、毛玉になりにくく丈夫で防風、防寒性も高いと、まさにワークウェアの性質を兼ね備えている。
アランセーター、ガーンジーセーターは本物が手に入るし、わざわざわたしたちが作ることもない。シェットランドウールの良さを生かし、他にはないものを作りたいと制作したのがこのシリーズだ。
わたしたちの使う素材(糸)は全て素材を熟知したOが試作を繰り返しながら開発している。このシリーズもOの試作した糸を最大限に生かしたいと思ったものだ。
硬いシェットランドウールにあえて強く撚りをかけて更に硬く、ドライなタッチに仕上げた張りのある頑丈な糸。
シェットランドウール特有の張りのあるヘアーが肌にあたることがチクチク感を生むのだけれど、強く撚りをかけたことで肌にあたる差し毛が減り、着心地が良くなっている。
硬さや張り感は生かしながらも、動きやすく、身体に馴染むように編み組織をゴム地にした。
糸が丈夫な上、目を詰めて編んでいるのでキックバックも良く型崩れもしにくい。
わたしたち自身、納得のいく最善の仕上がりになったと気に入っている。
デザインは全てミリタリーアイテムをモチーフにしながらも、定番にしたいとの思いも込めて、汎用性のあるものに仕上げている。

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