今シーズンのHIROは画家のハンス・ホルバインから着想を受けたことから始まった。ホルバインの趣旨でもあるCARPEDIEM/カルペ・ディエム「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」という意味や生き方にも共感し洋服に落とし込みました。「Carpe」は、花などを摘むを意味し、「Diem」は「日」を意味するそう。洋服には『VANITAS』(ラテン語:ヴァニタス)という文字が並ぶ。これは寓意的な静物画のジャンルの一つで、「カルペ・ディエム」と並ぶ、バロック期のその精神を表す概念でもあるそう。こうした意味合いをHIRO氏なりの解釈に置き換え、オリジナルの生地はすべて手書きで色付けも手作業で行なった物を生地におこしたり、オリジナルのボタンやプリント技法、染め加工、ディテールなどに今回のイメージを反映させている。